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おんがくの 勉強

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教えていて
いつも
困ったなぁ
と思うことがあります。

教えてもらっている人が
「 音楽(筝曲)を学んでいる」 という
自覚がない時・・・

お筝は、
楽器の音色が ステキですから
・・・うっとりと、自分に 酔ってしまい・・・
内容が、おろそかになっていませんか

ちょっと、レッスンの前に 確認です。

楽譜は、きちんと読みましたか
初めての曲を勉強する時
目で楽譜を 丁寧に見て
脳でよく考えて(今まで習った知識を総動員してね)
それから
手を動かして、糸を弾く
(どんな音を出していますか )
耳は、まるで他人の耳のように
自分の出した音を 批評します。

曲のテンポの設定は、
自分が、間違えないで全曲
弾けるテンポでしょうか

リズムは、たたいてみましたか  メトロノームさんに 付き合ってもらいましょう。

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遠回りなように感じて、
1つ1つを いいかげんにしてしまうと
結局 納得がいかないかもしれません。

それから、大切なことは 作曲者に思いをはせること
作曲年代は どのような時代であったのか

私たちは、音楽・曲を 通して
歴史や 人間を 学んでいるのではないでしょうか

【無手の人 無弦の筝を弾く】
理想の演奏について を語った言葉です。

あたかも 無手(手のない)人が
まるで 無弦(弦のない)筝を
弾く (演奏するということ)

つまり、手 や 弦 という (自分という)
こだわりから
ときはなされた 演奏を めざし、

わかったつもり できたつもりを
見直し、細部を 磨いてまいりましょう。

(2009年 記載)

2023.7.8