暗譜 あんぷ 演奏について

2020年05月16日

暗譜・・・

みなさん いつも 苦しめられていますか
それとも  何とは無しにやっていますか

古典の暗譜ができなくて、正派音楽院時代に中島靖子院長先生にお聞きしたことがありました。

「どうしたら、古典のアンプができるようになりますか」

目からウロコですよ?
「前弾きは、何回も練習するから、知らず知らずに覚えられます。

しかし、演奏が始まると、すぐに前のほうは終わってしまい、演奏しながら、だんだんと不安になってきます。

暗譜は、まず、覚えやすい合いの手や歌と歌の間の手の部分などから覚えて、後歌の最後から、確実にしてゆく。

そうすれば、弾き始めて途中で何があっても最後は不安がないので、自信を持って演奏して行けます。」

前歌のほうで悪戦苦闘していた時期でしたので、目からウロコでした!

つまり、弾けもしないうちから、暗譜しようともがいていたので、当然できないわけで、まずは、丁寧な勉強をして、らくらく全体が弾けて、音楽的な意味を理解して弾く!
次に、暗譜!という段階が見えてきます。

何の段階も経ず、音楽的な理解を学ばないで、楽譜のみアンプしたところで、浅い演奏になります。

でも、アンプしなければならないと思うと、たくさん弾くことになるので、力はつきますね。

レッスンでは、「音楽のことば」と呼んでいますが、1つの音楽的なまとまりを、とらえることから勉強します。

古典は、自分のパートだけでは、全体像はわかりません。
歌を歌い、三味線や尺八と合奏しながら、
曲の色、香、雰囲気、景色、季節や人々の様子・・・
曲の時代背景を学び、作曲者による音楽の違いを感じ、演奏者同士の呼吸を感じ、一緒に作り上げるおもしろさをわかってほしいです

「先生に習う必要などない!楽譜を取り寄せ、音源(CDなど)買えば、なんでも、弾ける」・・・といった大人がいて、驚いたことがあります。
確かに、趣味で楽しむサークル活動であれば、ご自由に楽しめばOK

私は、師匠に習う意味は、ずっと昔=平安(奈良時代 )の昔から、人から人へ伝えられた「音の価値」を自分の体に伝えてもらうことにあると思います。長い時間がかかります。

それを学ぶことを知らない人は、それでいいのです。
みなさん、難しく考えずに、自分の生活スタイルに合わせてできる範囲で、どんどん楽しんでください。

でも、もし、長く学べる恵まれた環境にある人は、どうぞ、じっくり取り組んでくださいね。そして、その音を後進に伝えてください。
そうやって、人から人に何百年も、伝えて来た音は、深い魅力があります。(それが親師匠です)

「暗譜」・・・自分が苦労した分、生徒さんがたには、知らず知らずのうちに、そのレベルに達するよう指導しています!

音楽を習う意味を考え、音楽的な演奏目指して・・・
より良い演奏ができて、自分を表現してゆけるような演奏めざし・・・

それを指導してゆくのが、指導者の役目ですから。
うちの教室では、なんなくいつものレッスンで、お子様達から、軽々と暗譜しています。

次回は、独奏曲のアンプについて書きたいと思います。
お楽しみに!

自分が常々苦しめられてきた「暗譜!」・・・
らくらくクリアーできる実力を、生徒さんがたには身に付けて、飛躍してもらいたいです。

独奏曲の暗譜について
暗譜ができないとお悩みのあなた、普段どのような練習をしていますか
できないのは、それなりの原因があります。
まずは、それを見つけることから。

 調弦は合っていますか
和楽器は、その扱いができる様になるのに、年季がいります。

箏は、平均率ではなくて、純正律で楽器が鳴るので、チューナーで取ったからOKではないのです。必ず和音であわせ、一番良い響きを感じてください。

特に、(平調子で、たとえると)Bフラット・Eフラット にあたる、四・六(九・斗)の糸はチューナーのメモリで、10セント低くとると、古典の場合、お三弦の響き、尺八の響きと調和します。(平均率にくらべて 半音が低めなのです)

そこを知らないで、いくら演奏を頑張っても、良い三曲合奏にはなりません。
ずっと、ちぐはぐな音が続き、なんだかわからないけど、よくない演奏・・・ということになります。

そんな経験をしていませんか

そんなことから、なんだか自信がない、・・・ などと思い込まないよう、楽器の扱いができるように指導することは、親師匠のみなさん、忘れないようにしましょう。

(昔は、本人が先生の音を聞いて、やっていることを見て、その芸を盗む!が当たり前でした。ですから、こんな指導はけっしてしなかったのでしょうね。)
しかし、今は違うのです。

そのような、良い耳が育つような指導を 心掛けてしていかなかったら、よいお琴弾きは育ちにくいのかもしれません!

☆(西洋音楽の作曲家が(?)西洋の音階で作曲した曲は、その調でちゃんと調和するように、調弦をとります。楽譜が縦譜であっても、(五線譜でなくても)よく考えて、調弦を取ります。

いきなり弾く練習をしないで、楽譜の全体を見ます。
☆この曲は、どんな曲なのか
作曲者の意図は、作曲年代は、どんな時代、作曲の背景となる情報を集めます。
どのようなテクニック(技術)を要求されるのか、どんな主張があるのか等々

☆音楽の構成は、どうなっているのか (楽譜の勉強をしましょう)
音楽の設計図というのでしょうか
テーマソングは 音の形は 形式は 等々

☆ここまで考えると、いろいろな演奏プランが浮かぶでしょう。
そこで、どのような表現が1番ふさわしいのか、どんな音色で弾くのか ・・・・ということで、演奏の練習に入ります

☆その曲にふさわしい調弦を設定(?参考に)します。
良い演奏をするために、良い音を出すために、調弦は大切に取ります。

ここで大切なことは、はじめにテンポの設定(決定)をしてしまわないこと
練習の最初に、このテンポと決めて、いきなりメトロノームさんに登場されると、いまから見てゆかなければならない繊細な大切な部分が、すべて見えなくなってしまいます。注意!

☆ゆっくり、1つ1つのテクニックを1つ1つのフレーズを確認しながら弾きます。

☆1フレーズ毎に呼吸し、手の動きに無駄がないか、雑音は出ないか(早く美しい音で)弾くための段取りを。確認します。ゆっくりと、ですよ!
ゆっくり弾く時のテクニックと、早く弾く時のテクニックは違うので、
手がなれて早く弾くようになるたびに、微調整

☆演奏中の体の重心の位置も、きちんとキープしてね!
それがぶれたら、良い音が出ません!
練習は、全身をどのように使うかの訓練です。手先だけではないのです。

☆常に音楽の構成、フレーズの切れ目、変わり目を意識して、練習します。

☆1つ1つのまとまりが弾けるようになったら、それらをスムーズにつなぐ、1番良い方法を見つけます。

☆このへんで、できない箇所、間違う場所、の原因を究明します。
ただの弾き間違いなら、間違わなくなるまで、ゆっくりから練習します。
それでも間違う場合は、間違う場所、そこだけでなく、その前の部分が、(テンポが上がりすぎるなど)原因のある場合が多いですから、その前の部分から丁寧に見直します。

メトロノームの出番です!一緒に練習してもらいましょう。ゆっくりから開始)反対に、楽譜に書いてあるテンポ以外受け付けない人<どちらも問題!>
演奏の幅を大変狭めています。
メトロノームで、自分の弾けるテンポを知ることから開始してください。

◎何の曲を弾いても同じテンポの人

それでもうまくいかない場合は、使っているテクニックが、間違っている可能性(合っていない)もありますね。先生と生徒の体格も、指の力もちがいますので、弾く生徒の様子を見直してください。
相手が子どもの場合は、毎週成長しますので、はじめは、基本的な動作でOKだったが、練習中に難しいテクニックも身に付けてしまって、驚くときがあります。
余談ですが、学生の頃、毎週のように演奏会に通って、立派な演奏家の演奏を聴きました。そのときは、具体的にはわからなかったけど、すごかった演奏。目の前で繰り広げられた世界に、聴衆としてその場にいた事。
言葉では伝えられませんが、「醍醐味」というのかな ・・・時々、ふと、その一瞬がよみがえり、「そうか、こうやって弾いていたのか!」と、ひらめく時があります。若い方々も、熟年の先生方も、演奏会に行きましょうネ!

☆これで、全体が弾けるようになりましたね。
はい、実力を上げるには、此処からが、大切です。

普段のお稽古では、次々と曲をこなさなければなりませんから、一通り弾けたら次の曲に・・と進みます。
(本人の希望や演奏しなければならない行事がなければ終了)

せっかく弾けるようになった曲も、此処で終わり、もう忘れてしまいます。
お箏のお稽古の1番のネックは、次の曲に進むことのみで、終始していることだと思います
何年習っても、独りで自信を持って弾けるものがない!という人が多いのでは?

私は、レッスンに通ってきてくださる方には、「習ってよかったなあ!」と思ってほしいので、本人がお友達や家族に演奏して聞かせてあげられるように

自分(生徒自身)のプログラムを持つ・育ててゆく」
ということを、心掛けて指導しています。

本人が好きな曲であれば、次の曲に進んでも、レッスンの終わりには、必ず1回弾くなど、本当に本人が、弾き慣れるまで、時間をかけ、細部を磨いてゆきます。

本当になれて、弾けるようになると、
美しい音で弾く、楽譜どおりのテンポをキープし、表現するなどの高い演奏力を身に付けられます。

なによりも、1つの音をちゃんとイメージして、弾いてゆけるようになります
高い音楽性というか、その子の音楽の世界を感じることができます。
(楽器とちゃんと会話して、その音をちゃんと聞いている、若い才能に脱帽です)

一番避けたいパターンは、はじめからじゃんじゃん弾くことのみをして、曲について学ばないで、弾けたつもりになると、大変聞き苦しい演奏で、熱中している本人だけ満足!という、まあ本人が良いならいいか?
・・・どんどん楽しんでください、楽しい曲がたくさんあります!

☆そうやって時間をかけて、細部を磨き、音楽の知識も身に付けてゆくと、本当にセンスの良い演奏ができます。

そうして、あら不思議、ほとんどアンプができていたりします。

ここから、アンプを確実にしてゆきます。

そこで、曲の最後をどんなふうに終わらせたいのか、きちんと暗譜するまで練習して、だんだん前に戻ってゆきます。そうして、はじめの弾き出しを、決定することができます。

全体を通して演奏できるようになったら、
いつも、1回は楽譜をきちんと見て、見落としがないか、考え違いがないか、どうしたいかイメージが膨らんだところなど日々微調整し、よりよい演奏にします。

そこまで、磨くには、何か発表の場(目標)がないとできないでしょうね。
発表の場のある人は、スポーツの選手を思い浮かべてください。
上手に演奏できるようになって、それから、必要なものは、何でしょうか。
・体調の維持
・演奏に向かう自分の心の維持
・気持ちをどんなふうにもっていくのか

・しっかり腰をいれて練習する!

イメージトレーニングは、大切です!曲を磨くこと!

・・・演奏する子供の家族の方には、特に、口うるさく叱咤激励しないで、演奏が終わるまで 静かにしていてください!と
お願いします。そして、出来たか出来ないかではなく、当日ちゃんと演奏し終えた態度を、この成長をしっかり認めてください。と話します。

「あそこが間違った、此処が上手だった」などという、批判はしないでくださいと話します。

ちゃんと演奏できるまでに指導して、本番を迎えますが、おとなでも、こどもでも、
本番は、会場の都合・お客様の都合、体力・体調などといろいろな条件が重なり、
とっさに、何がおこるかわからないのです。想定外のこともありますので、舞台での演奏が、うまくいくには、たくさんの条件が必要なのです。
そこまで、経験しない人には、わからないんだなーと、言わせてもらいます。

どんなときにも、腐らず、あきらめず、姿勢を正して、最後まで良い音で演奏しましょう。

私はいつも、「音楽の神さまがちゃんと聞いていてくださるから、心を込めて神様に聞いていただく、という姿勢で、練習の時から、楽器にむかいましょう」と話します。

苦しいときもあるでしょう。今日はできなくても、毎日その繰り返しです。
そうやって、実力がアップしてゆくと、だんだん、底力が発揮してゆけるのです。

自分自身は、できるようになってゆく自分を感じていますし、
それが積み重なって、引っ込み思案な子が、積極的にチャレンジしてゆく子に
成長して、周りをあっと言わせたりします。

そんな丁寧な練習の積み重ねで、自然に早くアンプもできるようになります!

アンプにこだわらないことも、場合によっては、
不安なく良い演奏をするチャンスです。

演奏内容に、よく耳を傾けてください。

人前での演奏が苦手なあなた!その原因はなんでしょうか
あまりに完璧な演奏をしようとして、息がつまっていませんか
あれもこれも、いっぺんに身に付きません。
どんな課題があるのか?その課題は、どうするとよくなるのかを考え、1つ1つのパーツを、磨くことで、全体のレベルがアップします。
練習の方法を、工夫しましょう。

曲名だけで、ランクづけしていませんか 曲に貴賎はないのです。
1つのフレーズを、歌うこと。1つの音をよく聴くことありますか?

子どもたちには、
「前に練習した曲を演奏する時は、前よりも良い演奏にしてください」と話します。
前に習ったとおりにしないといけないと思うのか、考えずに弾き流すのか、1度習ったものは興味がないのか ・・・つまらなさそうに弾くときがありますから。

音楽に対する興味を、枯らさないようにするには、常に深い知識をひもとき、知る喜びを、演奏技術の向上と共に身に付けてゆくこと。

その技術を人のために役立たせることができる発表の場を持つこと!が大変だけれども、大切に思います。

お琴のお稽古に通っている皆さん、どうか、お家の方やお友達に、お家で普段から、今習っている曲で良いから、弾いて聞かせてあげてくださいね。
あなたが楽しんでいる姿が、みんなの喜び・元気の元となります。

そうして、習っている人みんなが、自分の町のあちこちでさわやかなコンサートを開催してくださると、さらに良い町になるんではないでしょうか
住む人の演奏で音楽があふれるまちかど?♪いいなあ!なんて思います。

何かを学ぶということは、やっぱり、人様のためになることだと思います。

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