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今日のお稽古(2017年)

今年の目標は、「古典に親しもう」ということで、大人の方はもちろん演奏しますが、小学1年生にも「古典」「新古曲」を一部分でも鑑賞してもらい、口三味線(くちじゃみせん)をまねしてもらったり、ちょっとだけ手法を体験したりしていました。

半年も過ぎたころから、小学3年生以上のお子さんたちは、あれよあれよという間に、すっかりなじんで、「六段の調」など、スイスイと弾けるようになってしまうのには驚きました。

日ごろのお稽古では、どうしても目の前のやらなければならない演目の演奏に追われてしまうのですが、少しの時間の積み重ねであっても、子供たちの吸収力のすごいパワーの前には、不可能はないんだなあ!と、感動しております。

小さなお爪で、小さな細い腕で弾いておりますので、弱い音、つたない技術であるかもしれませんが、すでに古典の香りをしっかり身に付けて、頑張って演奏してゆく姿をリアルタイムで見ることができる事に、いつも感謝して感動して、ご指導させていただいております。

学校公演などでは、「和楽器は壊れやすいので、大切に扱いができるまでに技術・年季・を要しますが、その可能性は計り知れません。」とお話しさせていただいております。・・・その楽器を演奏する人たちの可能性が、計り知れない!ということかもしれませんね。雅礼瑤

2021.5.11