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教則本について

皆さまはどのような教則本をお使いですか?

各会、各流派でいろいろな教則本をお使いになっていると思いますが、今回ご紹介する教則本は、初心者の(新入会者用)ではなくて、先生用の「箏の教則本」です。

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よく「基本ができている」とか「基本がなっていない」とか言われますが、先生として知っていたほうがいいことばかりなのです。

やさしい言葉・明確な言葉で、正確に書かれています。
箏の歴史・箏、琴について
楽器各部の名称や付属品など
箏の音階と調弦(を五線譜で表示)
楽譜の(五線譜表示)まで

他流派の楽譜を見て知る。
楽譜の記譜法の違いが、音楽の違いではありません。

箏は移調楽器であるため、必ずしも五線譜表示が最適ではありませんが、小中学生の指導をするときなど、子供達がすぐ理解してくれます。

また、地元の他流の先生方が協力してイベントなどを行うときも、どの楽譜を使うかでもめないように、曲によっては五線譜もあり・なのでは ・・・

この教則本では、「六段の調」を目標に
そこまでで、基本的なこと・・・!
(★大切なこと)が書かれています。

もちろん、テクニック・実技は優れた指導者に指導を受けるのが一番の早道ですが。

指導する側になっても、自分を磨く教則本をどうぞ身近において、研鑽に励んでくださいませ。

著者は、
(社)日本三曲協会 指導研修部
発行者は
(社)日本三曲協会 (電話)03?3585?9916
値段は、¥1.000円  プラス(送料)プラス「税 」

<まえがき>
「学校で指導にあたられる先生方の一助にでもなれば・・・」
「箏曲界には現在、生田流と山田流の二大流派があり、それがいくつもの系統に分かれています。

そしてそれぞれに独自の稽古法をもち、
使っている楽譜もいろいろです。
しかし、稽古の基本に関することでは
いずれも大きな違いはありません。

本書は基本を覚えていただくためのものですから一部の会派に片寄ることなく、広く共通に使用できるように配慮したつもりです。

楽譜については、六段の調を目標にその後はご自分の考えで古典なり、新しい曲なりへ?」

2009年 記載

2023.5.4