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箏「柱ぶつかった時はどうしたらよいか?」

ご質問がありましたので、ご参考までにご覧ください。

ドレミファソラシ?といった調弦をとろうと思うと必ずどこかで、柱がぶつかりますね。

そのときは、どちらかの柱を小柱にする方法(弾くところ、糸の高さが変わりますから、弾きにくかったらダメね)

どちらかの糸に、竜尾の竜角付近にさらに小柱をもうひとつ付け加える方法。
(これで、糸の張力が強くなって、大柱のぶつかりは解消します。

が、小柱をかけた糸が高くなります。

押し手が多い場合は、押しにくいので、押し手の少ない糸のほうに小柱をかけましょう。低い音の方に小柱をかけると、大柱の並びは逆になるかも )

そこで問題なのは、転調の多い糸(柱)の場合、上げても下げてもその柱が他の柱とぶつからないように前後の糸(柱)を、調節しましょう。

演奏会などで演奏する場合は、お箏屋さんにお願いして、その調弦が取れる柱(ジ)並びに,、糸締めをしてもらいます。
(有料ですので、お箏屋さんに問い合わせましょう)

「アイアイ」という2つの柱が組み合わせられる柱 または「ひばり柱」という1つの柱に、4箇所糸をかけるところのある柱を使うと、便利ですよ!

ですが、材質がいまいちで、音がちょっとよくないかもねー・・・?

現在の柱は{富士柱」(ふじじ)といって、柱の下側が富士山のようにすそ広がりになっていますね。

ですから、昔の柱のような裾の広がっていない柱をぶつかった糸の両方につかうと大丈夫の時もあります。

が、一音の押し手で倒れやすい柱です、ご注意を。

初心者の方には、無理ですからやらないで欲しいのですが、
(人様のお箏にも、やらないでください!他の調弦が取れなくなるかもしれないので)

私たちは、お箏屋さんのように、竜尾の糸がかかっているところをちょっとだけ調節する事ができます。ですから、演奏したい曲の調弦が取れないときは、親先生にご相談すると、その場合の一番良い方法
教えていただけますよ!是非 楽器を持って先生のお宅へどうぞ!

最近は、17絃のようにピンが付いていて
1本1本の微調節ができるお筝も販売されています。

ピンがある分(金属なので)重たいですし、響きも変わります。
現代曲を多く演奏される方には、重宝かもしれません。

☆ピン付きのお筝・17絃の場合も、あくまで、ピンの使用は微調整のためです。調弦は、まず柱を動かしてとります。

ピンのみで行う方がいるそうで、お箏屋さんが「壊れちゃうよ!」と心配しておりました。

☆いつもどんな時も、桐でできているお箏は表面が柔らかですから柱を動かす時、傷にならないように柱を持ち上げてくださいね。

・・・思いついただけを、書きましたが、参考になりましたか
どうか頑張って、弾きたい曲を弾いてくださいね!がんばれ(o^-^)♪

2023.6.14